前回の続きです。
どうすると言われても。
エコー写真を見つめながら
頭の中ではグルグルと
今後の色々を考えていました。
が、
「産みます。」
と先生に伝えました。
私は仕事をしている。
今後のことはどうにでもなる。
いや、絶対にどうにかする。
私には「産む」の1択しか
考えられませんでした。
診察後、エコー写真を持って夫の元へ。
数日後に2人で行く旅行の
計画をたてる予定だったので
会った時に一緒にエコー写真を
夫に渡しました。
調子が悪いことを伝えていたので
まず病気ではなかったことに
とても安堵していました。
どんな返事が来るのだろう…
とても緊張していました。
夫の答えは
「とりあえず身体の負担にならないような
旅行プランにしようか」
でした。
まだエコー写真を見せただけ。
産むと決めたことも伝えていない。
夫ももしかしたら混乱していて
とりあえず保留という形で
言っているのかも。
それ以上は怖くて何も
言うことも聞くこともできず
2人の中で”妊娠”というワードは
出てきませんでした。
現実を見ることが怖かったのです。